最新情報・お知らせ

こんにちは。愛知県西尾市の、はなのき歯科こども歯科の岩田康孝です。

ようやく夏も終わり、朝晩は少し冷え込むようになってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

子供たちの間では手足口病が流行っており、また、インフルエンザの予防接種の受付が始まりましたが、体調管理に気をつけていかないといけない時期になりました。

そこで、当院で行っている院内感染対策について説明していこうと思います。

①院内感染対策とは

歯科医院では、一日に多くの患者様を治療しなければなりません。その際に唾液や血液などが器具に付着することが多く、それぞれの器具への洗浄・消毒・滅菌が不十分な場合、感染症を引き起こす可能性があることがメディアで取り上げられてきました。しっかりとした対策をすれば、院内感染の恐れは取り除けます。

②当院の取り組み

当院では、院内感染を防ぐために次の対策を行っています。

・診療器具や機械について、滅菌できるものについては全て患者様ごとに滅菌処理を行っています。

・診療基本セットは、全てオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)により滅菌し、滅菌バッグに個別に入れてご用意し、患者様が診療椅子に座られてから、開封しています。

・タービン類(歯を削るドリル)は、患者様ごとに使用後にオートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)で滅菌しています。

・エプロンと紙コップは患者様ごとに交換し、診療グローブも治療ごとに使い捨てをしています。

・麻酔針と麻酔液はすべてディスポーザブルのものを使用しています。

使い捨てができるものは使い捨てをし、できないものは基本的に全て滅菌しております。

 

         

また、感染には接触感染以外にも、空気感染や飛沫感染などもあり、器具以外にも院内環境全体に注意を向けなければなりません。

そこで、当院では、以前のブログでもお伝えいたしましたが、医療機関向け空気浄化装置『メディカルライトエアープラス』を導入し、各診療チェアーには口腔外バキュームを設置しています。

※医療機関向け空気浄化装置『メディカルライトエアープラス』とは
メディカルライトエアープラスは、光触媒技術を用いて空気中の有害物質やウイルスを除去する医療機関向け空気浄化装置です。
この装置は、患者様や医療従事者が常に清潔で健康的な空気を吸えるように設計されています。
ウイルス除去率は99.9%に達し、PM2.5などの微小粒子も効率的に捕集。歯科医院特有のニオイを分解し、院内の空気を浄化します。
※口腔外バキュームとは
口腔外バキュームはエアロゾルや粉塵が空気中に飛散するのを防ぎ、院内感染のリスクを軽減します。エアロゾルとは空気中に浮遊する唾液や血液の混ざった霧状の水のことです。歯科治療中は水を使った処置が多く、唾液や血液の混ざった霧状の水や歯や詰め物を削ったときの粉塵が口腔外へ飛散します。また、入れ歯や被せ物の調整のときも金属片や唾液を含む粉塵が生じます。唾液や血液には感染性のある細菌やウイルスが含まれている恐れがあるため、こうしたエアロゾルや粉塵は空気中に飛散する前に除去が必要です。口腔外バキュームは吸引力が強く、目に見えない小さな飛散物も逃しません。そのため、院内に感染物質が広がるのを防ぎ、クリーンな診療空間を守ります。

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